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嚮心(きょうしん)塾日記

西荻窪にある、ちょっと変わった塾です。

2021年度受験を振り返って(その2)

M・S君(都立昭和高卒)   青山学院大学理工学部電気電子工学科合格(進学先)
                    ほか合格校:工学院大学建築学部

 私は小学校2年生から野球を始め、それから高校3年生までずっと野球中心の生活を送ってきました。中学校までは練習が土日のみだったので、そこそこ勉強との両立はできていました。しかし高校では、毎日野球。週一のオフの日も「自主練」という名の半強制練習をしていたので、入学時に半分より上だった成績は2年生になる時には下から数えてすぐの所まで落ちていました。
 
 そのまま2年の冬になり、いよいよまずいと塾を探しているときに、母から嚮心塾を教えてもらいました。初めこの塾は、毎年何人もの生徒を難関大学に合格させている敏腕の先生がやっていると聞いていたので、きっとつま先のとがった靴を履いている塾長に、私の野球中心の生活を否定され、やめるよう言われるんだろうと思っていました。しかしいざ話してみると、そんなことはなく、私の意志を尊重し、週一ながらその中でできることを模索してもらえました。そこらへんの大手塾ではしてもらえない対応だと思うので、とてもありがたかったです。
 塾へは週一回プラステスト前のオフを使って通っていました。しかし、大会前はテスト前でも練習があったり、私の通う高校は自称進学校の部類に入るので、課題が多く、答を写すのに時間を取られたりと、なかなか思うように勉強できていませんでした。ちなみにこの時、部活引退後からでも死ぬ気でやれば何とかなるだろうと思っていました。これぞまさに野球で培ってきた間違った根性論です。
 7月後半になりようやく部活動が終わり、そこからすぐに勉強をスタートしました。ネットでよく見る「半年で逆転合格!」なんて言葉を信じて勉強を進めていきましたが、4ヶ月後には浪人を覚悟していました。なので一個下の代に、今から差をつけるぞ!というモチベーションでガツガツ勉強していきました。結果はMARCH以上の大学5校を受けて、全落ちでした。
 現役を終えた段階で、まだやりきれていない参考書がたくさんあったので、浪人に対しては嫌悪感なくスムーズに勉強を始めることができました。しかし浪人開始から5ヶ月ほど経った頃、思ったほど参考書が進んでいなかったことと、残りの期間がさほど長くないことへの焦りからやる気がなくなってしまいました。そういう時は、先生に進捗状況を説明し、全体の勉強の量やバランス、やり方などの具体的なアドバイスをもらうことで、やる気を取り戻しました。
 その後9月頃に初めて模試を受け、改めて絶望することがありました。このままではまずいと先生に、今年から勉強していた化学をやめ、3教科の勉強時間を増やしたいと提案しました。しかしその時点で、ある程度時間をかけてきているので問題はやり方の方にあると言われました。実際、初めは知識0だったので、やればやるだけ力がついていましたが、そのときは無意識のうちに避けていたり、理解しているつもりになっているところを一つ一つ潰していく作業が必要な状態でした。
 当たり前のことだと感じると思いますが、今まで勉強してこなかった私にとっては盲点でしたし、指摘されなければずっと伸び悩んでいたと思います。このような勉強の当たり前を自分の当たり前にできたことは、今後の勉強を考えても大きいことだったと思います。
 その後は過去問を解いたり、模試を受ける中でだんだんと伸びている実感が湧いてきて、少し安心したのか11月頃には現役時代からの寝付きの悪さがようやく改善されました。
 試験直前は膨れ上がってくる不安感と、結果への期待感でなんだかふわふわしていました。今考えると浪人一年間でこのときが一番つらかったように感じます。なので長距離走のようにペースを徐々に上げるのではなく、初めからしっかりやっておいて良かったと思っています。
 私は第一志望には合格できませんでしたが、確実にレベルアップできましたし、物事を学ぶ上での基本姿勢を嚮心塾の一貫した指導の下で身につけられたと思います。これから自分の専門分野を深めていき、かつそれ以外の事にも学ぶ姿勢を貫いていけたらと思います。
 2年間ありがとうございました。
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