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嚮心(きょうしん)塾日記

西荻窪にある、ちょっと変わった塾です。

東京すくすくさんでインタビューを受けました。

高校受験に際しての、様々な注意や心構えを取材を受けたものを東京すくすく(東京新聞の子育て・教育情報サイト)さんに載せていただきました。こちらから読めます。本紙の東京新聞の方にも掲載されるそうです。是非お読みいただけたら嬉しいです。

受験情報というと、どうしても親御さんの不安を煽っては、講習会に課金しなきゃ!(この前は小6受験生の直前期で月30万円!なんて明細書がtwitterでまわってましたね。。)とか、あるいは家庭での早期教育!という方向への動機づけをさせるものが多いです。これは当たり前で、それらはその情報の発信者にとってマネタイズしやすい(お金を稼ぎやすい)ので、発信頻度が高いからですね。しかし、親子関係の信頼を掘り崩してまで成功する受験に意味はなく、受験はあくまでお子さんの成長のためのツールでしかありません。大きく課金することも、早期教育を強いることも、親が子供に対して大きな犠牲を払えば払うほどに子供に求める「見返り」が増えていきます。そのことは、受験に成功しようと失敗しようと親子の間で取り返しのつかないものを犠牲にしてしまう可能性が常にあります。

また、受験勉強自体もお金をかければかけるほどよい、というものでは全くありません。あくまでやり方の工夫や努力によってできる限り多くの子どもたちに開かれるべきものであり、決して受験を(お金をかけただけ強くなる)「課金ゲーム」にしてはならないはずです。そういった点でも身近な教材をどのように使うか、が大切であり、また実際にそれでかなり事足りるわけで、どの塾であっても「このうちの教材を使わなければ受からない!」と主張することはできないはずです。(もちろんそのような「オンリーワン」の教材を作ろうと努力する各講師の方々の努力は素晴らしいとしても、です。)「この教材じゃなきゃ!」という情報に振り回されることなく、「どう使うか」「どう勉強するか」に焦点を当てて考えていくことが大切であると思います。

その点でも取材をうけた東京すくすくさんは、巷に溢れている「親の不安をひたすら煽ることでマネタイズ!」という受験情報とは違った角度の情報を提供しようと努力されています。そのような良質の情報が少しでも広く親御さんにゆきわたることがまずは大切だと思いますし、その点でもこのようなサイト運営はこの社会の中でとても意義のあることだと思います。僕の記事だけでなく、お読みいただけたら嬉しいです。(埋め込みのリンクがわかりにくい場合には、直リンクも下に貼っておきます。)

https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/?p=39315
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