
寺子屋形式の塾が今、見直されているようです。嚮心塾でも、2005年の開塾以来その形でやっております。「こうしなさい!そうすれば、成績が上がる!」と一律に言って聞かせるのではなく、一人一人の生徒が自分で勉強を頑張ろうとしていく中で、どうしてもぶつからざるを得ない困難を、その困難にぶつかる度に助言し、一緒に乗り越えていこうとするという教え方であるのが、この寺子屋形式の良いところであると思います。自分がわからなくて困っているという自覚があるからこそ、それを懸命に聞くことで身につけようとする、というこのやり方は相手が分かっていても分かっていなくても「ここが大事!テストに出るからね!」と押しつけるよりも、学習効果は遙かに高いと思います。また、学習に関する意欲もあきらかに違って、みんな勉強をしに、塾に通ってくれています。
寺子屋形式の悪いところとしては、そもそも「勉強を頑張ろう!」と思っていない子にはどうしようもない、という点があげられます。「勉強しなきゃいけないんだけど、でもわからないしなぁ。」というお子さんには効果があるとしても、「勉強なんてやってるふりしてればいいんだ!うるさい親にばれなきゃいいんだ!」と思っている子には、そもそも自分が勉強をできるようになりたいとは思っていない以上、自分の出来ないところをうめていくことは苦痛以外の何者でもないからです。このようなお子さんには、そもそもこの「学校歴社会」の日本で勉強をしないで生きていくということがどれほどの困難を伴うものであるのかを理解してもらうことが必要となります。それを理解した上で、あえて困難な道を選ぶのであれば、それは勇気あるすばらしい選択になるかもしれません。しかし、たいていの場合、勉強を拒絶する子は、楽な道を選んでいるつもりで、実は一番困難な道に入らざるを得なくなってしまっている場合が多いようです。そのことを丁寧に言葉を尽くして、リアリティーをもってもらうことで、勉強に対する動機をもちにくい子にも勉強をしていく姿勢を伝えられるとよいと考えています。
寺子屋形式の悪いところとしては、そもそも「勉強を頑張ろう!」と思っていない子にはどうしようもない、という点があげられます。「勉強しなきゃいけないんだけど、でもわからないしなぁ。」というお子さんには効果があるとしても、「勉強なんてやってるふりしてればいいんだ!うるさい親にばれなきゃいいんだ!」と思っている子には、そもそも自分が勉強をできるようになりたいとは思っていない以上、自分の出来ないところをうめていくことは苦痛以外の何者でもないからです。このようなお子さんには、そもそもこの「学校歴社会」の日本で勉強をしないで生きていくということがどれほどの困難を伴うものであるのかを理解してもらうことが必要となります。それを理解した上で、あえて困難な道を選ぶのであれば、それは勇気あるすばらしい選択になるかもしれません。しかし、たいていの場合、勉強を拒絶する子は、楽な道を選んでいるつもりで、実は一番困難な道に入らざるを得なくなってしまっている場合が多いようです。そのことを丁寧に言葉を尽くして、リアリティーをもってもらうことで、勉強に対する動機をもちにくい子にも勉強をしていく姿勢を伝えられるとよいと考えています。
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