
どくんご東京公演も無事終わり、バタバタと忙しい中、また塾の日常に戻っています。
あっという間に今年も9月。ここからが受験生の本番です。努力をする姿勢、努力の方向性といったところはだいぶ一人一人の受験生の土台ができてきて、成果も少しずつ見えてきているからこそ、ここからはそれらの必要な努力をしても尚、一人一人の中でどういう部分がこぼれ落ちてきてしまうのかを検証しながら、埋めていく作業になります。
教える側にとっては受験生との対話がますます必要となり、かつこれまでのコミュニケーションの中で蓄積してきた
一人一人の受験生のpersonalityへの理解と踏み込みが問われていくところです。
しっかりとやっていきたいと思います。
さて、どくんごの感想も書かねばならないところなのですが、あまりに久しぶりのブログなので、ここらで筆慣らしに勉強のことでも。(一応学習塾なのです!)
最近の中学や高校はあまりにも宿題が多く、中高生は宿題に忙殺されています。
しかし、その中には学習効果の極めて低い、「理解してもいない分野でいきなり問題を大量に解かされる」「解けなかったら解答を写してくる」などの作業系の宿題も非常に多いわけです。理解してもいないことを丸暗記をさせて、いったいその努力が何に繋がると考えているのでしょうか。
このようなアホな宿題を出す先生の指示など、無視すればいい!と言いたいところではあるのですが、
中学生は内申点に響くから、という理由で脅され、高校生はそれが「平常点」になるから、という理由で脅されて
やらざるを得ない状況に追い込まれています。
ただでさえ、勉強に積極的な意欲を持つにはあまりにも多感な時期の中高生の、なけなしの貴重な学習時間が、
学習効果が低いこのような「作業」にすぎない宿題で奪われていく、ということが犯罪的ですらあると僕は思うのですが、
その中でも中高生の勉強への意識を変えるためによく使っている言葉が、
この「宿題は税金。受験勉強は貯金。」
という言葉です。
税金をいくら支払っても貯金が生まれないのに対して、貯金は貯まれば貯まるほどに税金もそこから払うことができます。
自分にとって力にならない作業をひたすらやっていても、結局受験勉強の力がつかずに受験勉強では立ち往生してしまう(だけでなく実は定期試験も結局点数がとれません。)のに対し、受験勉強の力を地道につけていくことは定期試験もノー勉強で高得点を取れるようになっていきます。
だからこそ、勉強時間を何に充てるか、というときに宿題をやる、試験勉強をするのは愚かしいことであり、受験勉強を地道に普段からやっていく方が圧倒的に賢いわけです。(理想を言えば、宿題や試験勉強を全くしないでも定期試験ではそこそこの成績がキープできるように受験勉強を進めていくのが良いです。もちろん、定期試験には受験に必要ではない科目もあるので、それは試験前にやらなければならないわけですが)
しかし、このような戦略を多くの高校生が取ることができないのにはいくつかの理由があります。
一つは先に書いた、学校の先生からの脅しなわけですが(学校の先生方には生徒を平常点や内申という言葉で脅す前に、そもそも自分たちの出している宿題が適切な量か、それをやることで本当に力がつくのか、他の教科との兼ね合いで今それをやるべきかどうか、など、内容、量、時期などを考えて出していただきたいです。。)、
それ以上に大きな要因として、親御さんの「学校の宿題はやるべきもの」という思い込みがあります。
しかし、昔と比べて今の中高生は圧倒的に宿題の量が増えています。しかも、極めて無意味な作業系の宿題ばかり。。
その事情も理解せず、「宿題をやることが勉強だ!」という強制をするがゆえに、中高生のほんのわずかな
学習意欲も無駄遣いされ、そしてやる気をなくしていきます。
税金のたとえを出しましたが、宿題と税金の大きな違いは「宿題はやらなくてもよい」ということです。
宿題をやることが今の自分にとって適切な勉強であれば、もちろんやるべきです。しかし、あまりにもレベルが合っていない、あるいはそもそも無意味な作業でしかないような宿題をやるくらいなら、それこそ教科書を読み直す、とか
受験勉強に役立つ他の勉強をすべきです。そして、それを何より親御さんが奨励すべきです。
それだけで、世の中にあるほとんどのいいかげんな個別指導塾など経営が成り立たなくなるくらい、
「学校の授業がよくわからないから塾に行く」という事態は減らせると思っています。
そのように受験を睨んではその子にしっかりと力のつく勉強の方向性を与え、教材を指定し、そしていらない宿題の取捨選択をした上で「貯金」に取り組むとき、ほとんどの「勉強嫌い」と目されていた中高生は、実は自発的に、そして極めて真剣に勉強するようになります。彼ら彼女らを勉強嫌いにしているものは、学校の先生方の考えの足らない宿題、それに盲従することが「勉強」であると信じ込み片棒を担ぐ親御さん方、そしてそれを儲けるためならさらに中高生の力にならないと知っていても片棒をかつぐ学習塾業界、という考えの足らない大人たちです。そのことに対して大人たちはもっと真剣に反省をし、「宿題をしろ!」「試験勉強をしろ!」と間違った方向性を推奨することで、中高生の未来を奪っていないかを反省しなければならないと思います。
嚮心塾も一人一人の中高生に少しでも「貯金」を作っていけるように、何より誤った方向性を大人に提示されているせいでなけなしの努力も無下に浪費されてしまっている(この点でも宿題は税金と似ています。)彼ら彼女らの将来を守っていくためにも、これからも必死に戦っていきたいと思います。
あっという間に今年も9月。ここからが受験生の本番です。努力をする姿勢、努力の方向性といったところはだいぶ一人一人の受験生の土台ができてきて、成果も少しずつ見えてきているからこそ、ここからはそれらの必要な努力をしても尚、一人一人の中でどういう部分がこぼれ落ちてきてしまうのかを検証しながら、埋めていく作業になります。
教える側にとっては受験生との対話がますます必要となり、かつこれまでのコミュニケーションの中で蓄積してきた
一人一人の受験生のpersonalityへの理解と踏み込みが問われていくところです。
しっかりとやっていきたいと思います。
さて、どくんごの感想も書かねばならないところなのですが、あまりに久しぶりのブログなので、ここらで筆慣らしに勉強のことでも。(一応学習塾なのです!)
最近の中学や高校はあまりにも宿題が多く、中高生は宿題に忙殺されています。
しかし、その中には学習効果の極めて低い、「理解してもいない分野でいきなり問題を大量に解かされる」「解けなかったら解答を写してくる」などの作業系の宿題も非常に多いわけです。理解してもいないことを丸暗記をさせて、いったいその努力が何に繋がると考えているのでしょうか。
このようなアホな宿題を出す先生の指示など、無視すればいい!と言いたいところではあるのですが、
中学生は内申点に響くから、という理由で脅され、高校生はそれが「平常点」になるから、という理由で脅されて
やらざるを得ない状況に追い込まれています。
ただでさえ、勉強に積極的な意欲を持つにはあまりにも多感な時期の中高生の、なけなしの貴重な学習時間が、
学習効果が低いこのような「作業」にすぎない宿題で奪われていく、ということが犯罪的ですらあると僕は思うのですが、
その中でも中高生の勉強への意識を変えるためによく使っている言葉が、
この「宿題は税金。受験勉強は貯金。」
という言葉です。
税金をいくら支払っても貯金が生まれないのに対して、貯金は貯まれば貯まるほどに税金もそこから払うことができます。
自分にとって力にならない作業をひたすらやっていても、結局受験勉強の力がつかずに受験勉強では立ち往生してしまう(だけでなく実は定期試験も結局点数がとれません。)のに対し、受験勉強の力を地道につけていくことは定期試験もノー勉強で高得点を取れるようになっていきます。
だからこそ、勉強時間を何に充てるか、というときに宿題をやる、試験勉強をするのは愚かしいことであり、受験勉強を地道に普段からやっていく方が圧倒的に賢いわけです。(理想を言えば、宿題や試験勉強を全くしないでも定期試験ではそこそこの成績がキープできるように受験勉強を進めていくのが良いです。もちろん、定期試験には受験に必要ではない科目もあるので、それは試験前にやらなければならないわけですが)
しかし、このような戦略を多くの高校生が取ることができないのにはいくつかの理由があります。
一つは先に書いた、学校の先生からの脅しなわけですが(学校の先生方には生徒を平常点や内申という言葉で脅す前に、そもそも自分たちの出している宿題が適切な量か、それをやることで本当に力がつくのか、他の教科との兼ね合いで今それをやるべきかどうか、など、内容、量、時期などを考えて出していただきたいです。。)、
それ以上に大きな要因として、親御さんの「学校の宿題はやるべきもの」という思い込みがあります。
しかし、昔と比べて今の中高生は圧倒的に宿題の量が増えています。しかも、極めて無意味な作業系の宿題ばかり。。
その事情も理解せず、「宿題をやることが勉強だ!」という強制をするがゆえに、中高生のほんのわずかな
学習意欲も無駄遣いされ、そしてやる気をなくしていきます。
税金のたとえを出しましたが、宿題と税金の大きな違いは「宿題はやらなくてもよい」ということです。
宿題をやることが今の自分にとって適切な勉強であれば、もちろんやるべきです。しかし、あまりにもレベルが合っていない、あるいはそもそも無意味な作業でしかないような宿題をやるくらいなら、それこそ教科書を読み直す、とか
受験勉強に役立つ他の勉強をすべきです。そして、それを何より親御さんが奨励すべきです。
それだけで、世の中にあるほとんどのいいかげんな個別指導塾など経営が成り立たなくなるくらい、
「学校の授業がよくわからないから塾に行く」という事態は減らせると思っています。
そのように受験を睨んではその子にしっかりと力のつく勉強の方向性を与え、教材を指定し、そしていらない宿題の取捨選択をした上で「貯金」に取り組むとき、ほとんどの「勉強嫌い」と目されていた中高生は、実は自発的に、そして極めて真剣に勉強するようになります。彼ら彼女らを勉強嫌いにしているものは、学校の先生方の考えの足らない宿題、それに盲従することが「勉強」であると信じ込み片棒を担ぐ親御さん方、そしてそれを儲けるためならさらに中高生の力にならないと知っていても片棒をかつぐ学習塾業界、という考えの足らない大人たちです。そのことに対して大人たちはもっと真剣に反省をし、「宿題をしろ!」「試験勉強をしろ!」と間違った方向性を推奨することで、中高生の未来を奪っていないかを反省しなければならないと思います。
嚮心塾も一人一人の中高生に少しでも「貯金」を作っていけるように、何より誤った方向性を大人に提示されているせいでなけなしの努力も無下に浪費されてしまっている(この点でも宿題は税金と似ています。)彼ら彼女らの将来を守っていくためにも、これからも必死に戦っていきたいと思います。
- 関連記事



