
塾にも新しく入った子達が通い始めてくれています。
新しく入った子ほどに今までの勉強の中でつい疎かにしてきていることがないかどうかをチェックしながら、勉強の正しい「型」を作っていかねばならないので、一つ一つ注意しながら教えていくことになります。
この「型」というものも、もちろんある程度効率のよい仕組みができているお子さんであれば、その微調整やその学習方法での盲点となりやすいところをどのように鍛えるか、だけにこちらも集中すればよいわけですが、意外と勉強の仕方がまるっきり解っていない子も多く、その場合には最初のたたき台としてどのようにやるべきか、という勉強の方法をまずは型として叩き込んでいくことになります。
もちろん、この「型」はあくまでたたき台ですので、それを受験生本人がより自分の勉強にプラスになるようにカスタマイズしていってくれて構わない、というかむしろしてくれないと困るようなものです。ただ、そのときにそのカスタマイズの方向性が「かかる時間は短くなって効率も上がる」だと最高なのですが、「かかる時間は長くなるが、効率は下がる。」だと最悪です。そのケースは少ないとしても「かかる時間は短くなるものの、効率も下がる」というケースも多々あり、そのような場合にはそのカスタマイズが果たして有効かどうか、などと吟味をしていかねばならなくなります。
しかし、仮にそのような受験生本人のカスタマイズが的を外していてマイナスしかないとしてもなお、そのようにカスタマイズしていこう!という姿勢自体は意味のあるものなので、そのような受験生の(恐らく)的を外した変更を試しにやってみてもらう、ということ自体を否定しまわないように気をつけています。一方で、それが的はずれな方向へとどんどんずれて行ってしまう、あるいはそもそも的外れであることに自身が気づいていない場合には、残り時間をにらみながら、こちらも軌道修正を図らねばなりません。それも無理にではなく、できれば受験生本人と議論する中で気づいていってもらえるように、というのが一番力がつくわけです。
というようにして、様々に神経を使いながら、「受験生本人が作り上げたスタイルでありながら、しかし的を外していない」という勉強姿勢というものを一人ひとりに作っていくことになります。これはこれで、本当にめんどくさい作業でして、「いいから僕の言うとおりにやれ!」とつい言いたくなってしまう毎日なのですが、一人一人の受験生の認識が現実へと近づいていかなければ、そのように無理に方法だけ強制したとしても結局魂がこもらなくなってしまうからこそ、改善しつつも、その改善に自分から気づくことができるようにしていかねばならないわけです。
ということがかなりしっかりできた状態の受験生がいっせいに卒業し、そして新たな受験生にまた一つ一つその振り付けをやっていくという作業が始まっています。しんどい毎日ですが、決して妥協をせずにしっかりやっていきたいと思います。
新しく入った子ほどに今までの勉強の中でつい疎かにしてきていることがないかどうかをチェックしながら、勉強の正しい「型」を作っていかねばならないので、一つ一つ注意しながら教えていくことになります。
この「型」というものも、もちろんある程度効率のよい仕組みができているお子さんであれば、その微調整やその学習方法での盲点となりやすいところをどのように鍛えるか、だけにこちらも集中すればよいわけですが、意外と勉強の仕方がまるっきり解っていない子も多く、その場合には最初のたたき台としてどのようにやるべきか、という勉強の方法をまずは型として叩き込んでいくことになります。
もちろん、この「型」はあくまでたたき台ですので、それを受験生本人がより自分の勉強にプラスになるようにカスタマイズしていってくれて構わない、というかむしろしてくれないと困るようなものです。ただ、そのときにそのカスタマイズの方向性が「かかる時間は短くなって効率も上がる」だと最高なのですが、「かかる時間は長くなるが、効率は下がる。」だと最悪です。そのケースは少ないとしても「かかる時間は短くなるものの、効率も下がる」というケースも多々あり、そのような場合にはそのカスタマイズが果たして有効かどうか、などと吟味をしていかねばならなくなります。
しかし、仮にそのような受験生本人のカスタマイズが的を外していてマイナスしかないとしてもなお、そのようにカスタマイズしていこう!という姿勢自体は意味のあるものなので、そのような受験生の(恐らく)的を外した変更を試しにやってみてもらう、ということ自体を否定しまわないように気をつけています。一方で、それが的はずれな方向へとどんどんずれて行ってしまう、あるいはそもそも的外れであることに自身が気づいていない場合には、残り時間をにらみながら、こちらも軌道修正を図らねばなりません。それも無理にではなく、できれば受験生本人と議論する中で気づいていってもらえるように、というのが一番力がつくわけです。
というようにして、様々に神経を使いながら、「受験生本人が作り上げたスタイルでありながら、しかし的を外していない」という勉強姿勢というものを一人ひとりに作っていくことになります。これはこれで、本当にめんどくさい作業でして、「いいから僕の言うとおりにやれ!」とつい言いたくなってしまう毎日なのですが、一人一人の受験生の認識が現実へと近づいていかなければ、そのように無理に方法だけ強制したとしても結局魂がこもらなくなってしまうからこそ、改善しつつも、その改善に自分から気づくことができるようにしていかねばならないわけです。
ということがかなりしっかりできた状態の受験生がいっせいに卒業し、そして新たな受験生にまた一つ一つその振り付けをやっていくという作業が始まっています。しんどい毎日ですが、決して妥協をせずにしっかりやっていきたいと思います。
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