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嚮心(きょうしん)塾日記

西荻窪にある、ちょっと変わった塾です。

予期せぬことに備えるために。

いよいよ明日から国公立大学入試が始まります。一人一人に出来る限りの準備をしてきました。
しかし、それでも予期せぬことが起こるのが入試です。

こちらが徹底的に様々な準備を尽くしていくのは、入試本番で予期せぬ事態に彼ら彼女らがぶつかったときに、
自信をもってその恐ろしい現実の裂け目を勇気を持って跳躍できるように、です。

入試の中で起きる全てを準備し尽くすことは神でもない限りできません。
しかし、徹底的に準備をし尽くそうと受験生本人とともに心から全力で取り組み続けてきたここまでの
塾での日々が、彼ら彼女らに予期せぬ事態に対して怯まずに立ち向かう理由になれはしないか。
そのように思っています。

もちろん、そこで実際に力を発揮するのは受験生本人です。
しかし、そのように受験生本人が本当にしんどい中で歯を食いしばって少しでも答案を書き進めることに、
ここまでの様々な準備が後押しができるのではないか、と思っています。

『カラマーゾフの兄弟』の最後にアリョーシャが「人生は長く、辛い。だからこそ、幼年時代の楽しい思い出は、その辛い人生を生き抜くために必要なのだ。」というセリフを言っています。
受験もまた、一年間の勉強だけが辛いのではなく、受けている最中こそが本当に精神的にしんどいことの連続です。だからこそ、その瞬間を一人一人が生き抜くことができる力に僕が彼ら彼女らにかけた時間や思いが少しでもなれていれば、と思っています。

あとは信じて見守りたいと思います。(と言いながら、毎年25,26,27日とバタバタと受験生からの電話やメールで忙しいのですが!納得のいく受験ができるよう、最後まで付き添い続けたいと思っています。)
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