
私立医大受験もいよいよ佳境になってきています。ここまでに私立医大を受けている塾の浪人生たちは全員がどこかの私立医大で1次合格をしているので、思い通りではないにせよ、まずまず順調であるとは言えます。もちろん2次試験に通るかどうかは予断を許しません。最後までしっかりと対策をしていきたいと思います。
しかし、その浪人生たちも高3の秋時点では本当にひどいものでした。みんな(? 一人怪しい子もいましたが!)真面目に勉強はしていたものの、全く学力が足りなく、何をしていいかが全く間違っている、というところからこちらがアドバイスして努力を積み上げて、そしてこのレベルにまで来ました(去年医学部に合格した子もそうでした!彼の高校では少なくとも過去10年間医学部合格者はいませんでした)。そもそも嚮心塾から医学部を目指す子たちのほとんどは、高校も有名進学校ではないこと、あるいはそこに在籍していても成績が極めて悪い状態から地道に鍛えていき、私立医に受かるレベルにまで達していることを考えると、彼ら彼女らのその努力には本当に頭が下がります。それと同時に、適切な方向へと努力を積んでいけば必ず学力はつくもので、そのことをほとんどのケースでは見殺しにしておきながら「うちの学校からは無理」「君の今のレベルからは無理」という「呪いの言葉」を垂れ流してしまっているのだと思います。
医学部受験は異常に過熱していて、医学部受験のためだけの予備校の学費は高いところだと年間300万ではきかない(年間400万、500万もザラです。。)中、月に4万円のお月謝(年間48万円!)でこれだけ鍛えられる塾というのはなかなかないとは思うのですが…。面白いもので、安すぎて「こんな塾じゃ受からないんじゃない?」と怪しまれ、あまり医学部受験生が集まらないという悲しい運命を嚮心塾は辿っているようにも思います。そもそも私立医学部が学費がバカ高いからこそ、それを賄えるご家庭というのは経済的に余裕があるわけで、その受験を「年間48万円で鍛えて必ず合格させます!」というのと「年間500万円で鍛えて必ず合格させます!」というのでは(教育内容がわからない保護者の方には)信頼度が違うわけです(彼女の誕生日にレストランに行ってお店の人に「この1万円のワインはこちらの10万円のワインよりもはるかに美味しいです!」と仮に薦められたとして、そこで1万円のワインを選べるか、という問題ですよね。。高い方を買っておけば仮に失敗したとしても、お金を出す自分(親)の努力が足りないせいではなくなり、受験生本人、あるいは高い医専予備校のせいにできる。受験でも親御さんのそのような心理が結局このような学費の高騰を招いてしまっていると思います。もちろん、高い学費を払っても全くうまくいかないケースも多々あるわけで、だからこそワインと違って塾はしっかりと選ぶべきだと思います。)。
塾のマーケティング戦略としてはむしろ「プレミアム東大・医学部コース」とか名前をつけて、お月謝は通常の倍の8万円です!などとやるともう少し信頼してもらえるのかもしれません(それでもまだ比較するとだいぶ安いですが)。
でもいいんです!!大切なのは医学部に行き、医者になっていく彼ら彼女らが、くだらない特権意識を持たずに受験に受かる、ということだと思います。自分の努力は周りの人の支えや環境の良さがあったからこそ形になっただけなのに、それがあたかも自分の努力であるかのごとく勘違いしては、人生がうまくいかない人を「努力の足りない人」と見下すことがないように、他の受験生と隔絶した空間としてではなく地続きの空間として嚮心塾があり続けることが大切なのではないか、と考えています。(もう少し嚮心塾にも医学部受験生が来てもらえるとなお嬉しいですが!)
しかし、その浪人生たちも高3の秋時点では本当にひどいものでした。みんな(? 一人怪しい子もいましたが!)真面目に勉強はしていたものの、全く学力が足りなく、何をしていいかが全く間違っている、というところからこちらがアドバイスして努力を積み上げて、そしてこのレベルにまで来ました(去年医学部に合格した子もそうでした!彼の高校では少なくとも過去10年間医学部合格者はいませんでした)。そもそも嚮心塾から医学部を目指す子たちのほとんどは、高校も有名進学校ではないこと、あるいはそこに在籍していても成績が極めて悪い状態から地道に鍛えていき、私立医に受かるレベルにまで達していることを考えると、彼ら彼女らのその努力には本当に頭が下がります。それと同時に、適切な方向へと努力を積んでいけば必ず学力はつくもので、そのことをほとんどのケースでは見殺しにしておきながら「うちの学校からは無理」「君の今のレベルからは無理」という「呪いの言葉」を垂れ流してしまっているのだと思います。
医学部受験は異常に過熱していて、医学部受験のためだけの予備校の学費は高いところだと年間300万ではきかない(年間400万、500万もザラです。。)中、月に4万円のお月謝(年間48万円!)でこれだけ鍛えられる塾というのはなかなかないとは思うのですが…。面白いもので、安すぎて「こんな塾じゃ受からないんじゃない?」と怪しまれ、あまり医学部受験生が集まらないという悲しい運命を嚮心塾は辿っているようにも思います。そもそも私立医学部が学費がバカ高いからこそ、それを賄えるご家庭というのは経済的に余裕があるわけで、その受験を「年間48万円で鍛えて必ず合格させます!」というのと「年間500万円で鍛えて必ず合格させます!」というのでは(教育内容がわからない保護者の方には)信頼度が違うわけです(彼女の誕生日にレストランに行ってお店の人に「この1万円のワインはこちらの10万円のワインよりもはるかに美味しいです!」と仮に薦められたとして、そこで1万円のワインを選べるか、という問題ですよね。。高い方を買っておけば仮に失敗したとしても、お金を出す自分(親)の努力が足りないせいではなくなり、受験生本人、あるいは高い医専予備校のせいにできる。受験でも親御さんのそのような心理が結局このような学費の高騰を招いてしまっていると思います。もちろん、高い学費を払っても全くうまくいかないケースも多々あるわけで、だからこそワインと違って塾はしっかりと選ぶべきだと思います。)。
塾のマーケティング戦略としてはむしろ「プレミアム東大・医学部コース」とか名前をつけて、お月謝は通常の倍の8万円です!などとやるともう少し信頼してもらえるのかもしれません(それでもまだ比較するとだいぶ安いですが)。
でもいいんです!!大切なのは医学部に行き、医者になっていく彼ら彼女らが、くだらない特権意識を持たずに受験に受かる、ということだと思います。自分の努力は周りの人の支えや環境の良さがあったからこそ形になっただけなのに、それがあたかも自分の努力であるかのごとく勘違いしては、人生がうまくいかない人を「努力の足りない人」と見下すことがないように、他の受験生と隔絶した空間としてではなく地続きの空間として嚮心塾があり続けることが大切なのではないか、と考えています。(もう少し嚮心塾にも医学部受験生が来てもらえるとなお嬉しいですが!)
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